共感と反感
大人たちは、知らず知らずに子供の心を、傷つけたり、おびえさせたり、自信を失わせるような言葉を、言ってしまうことがあります。
いつでも、どんなときでも、言葉を選んで、注意や叱責や賞賛ができればいいのですが、お母さんの気分次第では、「いつでも、どんなときでも」とはいかない場合もあります。
ただ、多少面倒でも、意識して、言葉を発する前に、自分の言い方、叱り方を、少し考えてみることも必要ではないでしょうか。
「子供を思いやる言葉」、「子供を傷つける言葉」を、数種類覚えておくと、自分が言おうとしている言葉が、子供の心にどう響くか、おおよそ見当がつくのではないでしょうか。
「子供を思いやる言葉」とは、「子供の共感を呼ぶ言葉」、反対に「子供を傷つける言葉」とは、「子供の反感を呼ぶ言葉」といってもいいでしょう。
たとえば、転んで、泣きべそをかいている子供に、次のような「傷つける言葉」を言ったとしましょう。
「もう大きいでしょ、泣かないの」「痛くない、痛くない」「助けてあげなくても、一人で立ち上がれるわよね」「大丈夫よ、そんなに泣かなくたって」・・・・・
それで、子供は納得するでしょうか、すぐ泣き止むでしょうか。
次は、「子供を思いやる言葉」の一例です。
「とても痛かったのね」「転んで、びっくりしたんでしょう」「一人で立ち上がるのは、ちょっと大変かもね。でも、お母さん応援していてあげる」・・・・・
こういった「共感を呼ぶ」言葉を投げかけると、「かえって、甘えてしまうのではないか」「余計に泣きべそをかいてしまうんじゃないか」と心配する気持ちもわかります。
しかし、大抵の場合、子供は気持ちをうまくいえない分、泣くことで「分かって欲しい」と訴えているだけなのです。
ですから、「共感」してあげると子供の気持ちがすっとして、またいつもの可愛らしい笑顔に戻ってくれるのです。






















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