ベビーサインと癇癪(かんしゃく)

ベビーサインを使う子供はかんしゃくを起こすことが少ないと思います。ベビーサインは、赤ちゃんのとき(1歳以下)から始めることがほとんどだと思いますが、1歳からでも言葉がある程度出始めるまでに教えてあげることで、言いたいことが少しでも伝えることができることでコミュニケーションが取れるからです。

子供は言葉が出始めてからも、きちんと話せるようになるまで大体6歳ぐらいまではどうしても言いたいことが伝わらず、かんしゃくを起こしてしまいがちです。もちろん、こういうときもベビーサインが使えればいいのですが、さすがに親のほうでもそこまで手話を通してのコミュニケーション力がないのが事実。

どうしても子供がかんしゃくを起こす場合は、言葉を話すようになったら子供の言葉を繰り返して言ってあげ、さらに子供の気持ちを代弁して付け加えて言ってあげる必要がでてきます。

しかし、ここで子供がいったい何を望んでいるのかわからなければ、代弁して言ってあげることができません。

5歳の息子が、私との口論の末よく言うのが「お母さんなんて嫌い!」です。

別に本当に嫌いなわけではありません。「嫌い」と表現せざるを得ない状況を作ってしまった私も悪いのですが、子供の中では自分の感情を表現するだけの言葉を持ち合わせていないのですから、子供が何に腹を立て何を伝えたいのか考える必要があります。

たとえば、なんとしてでもご飯を食べさせようと口論になり、最後に「お母さんなんて嫌い」となった場合、「お母さんが嫌いなのね。食べたくないご飯を無理やり食べさせようとしているからなのね。」と感情を補足します。そして、このあとからは自分の伝えたいことと、子供の気持ちを理解していることを伝えないといけません。

こういったあとあとのコミュニケーションができるためにも、子供を理解している必要が出てきます。 そのためには、赤ちゃんのときから洞察しないといけないですし、コミュニケーションが取れていないといけないわけです。

さまざまな方法で赤ちゃんとコミュニケーションを取るわけですが、その中でも言葉に直結するベビーサインは非常に役立つようになります。

それは、ただコミュニケーションが取れるというだけでなく、子供の語彙力や表現力、また話すこと、聞くこと、学ぶことが好きになるという多くのメリットにつながります。

ベビーサインなんてめんどくさそう、難しそう、できない、と思ってしまうかもしれません。そんなときは、ちょっと考えてみてください。「赤ちゃんは何が言いたいのかしら?」と思ったことはありませんか?また、ひたすら泣き続ける赤ちゃんに辟易してしまったことは?

もし、そういった経験があるなら目を閉じて大きく深呼吸し、あなたの赤ちゃんとあなたがそんな状況のときに、ベビーサインを使ってコミュニケーションを取っているところをイメージしてみてください。

そのあと、二人はきっとにっこり笑っているに違いありません。

あなたの「わかってあげたい」という思いだけが、ベビーサインを始めるのに十分なのです。あと、1年、2年もすれば駄々をこねて手をつけられないぐらい泣き叫ぶ子供と戦うことを考えれば、ベビーサインはとってもカンタンですよ。

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