アタッチメント育児について
アタッチメント育児(アタッチメント・ペアレンティング、密着・愛着育児)とは、発達心理学の「アタッチメント理論」からきています。
アメリカの小児科医師、シアーズ博士が著書の「The Baby Book」で紹介しベストセラーになるとともに、1994年には非営利団体のアタッチメント育児インターナショナルが、支持、サポート組織として設立されます。
現在日本ではアタッチメント育児協会が設立され、 オリジナルのアタッチメント育児を日本に適用するよう応用し紹介しています。
アメリカでは、赤ちゃんは赤ちゃん専用のベッドで寝る、寝るときはCry it out(クライ・イット・アウト、泣かせて寝させる)、哺乳瓶(粉ミルク)で育てる、ベビーカーやチャイルドシートに赤ちゃんを入れっぱなしにしてあまり抱っこしないなど、密着しないで育てるのが主流で、これはヨーロッパの貴族などそもそも乳母が赤ちゃんを育てていた流れもあるようです。
これらは、アメリカンドリームである「自立」ということを赤ちゃんのときから教える意味もあるそうです。
これに対し、シアーズ博士はまったく逆のアタッチメント(密着、愛着) 理論にもとづき、赤ちゃんには育てる人のアタッチメントが必要であることを提唱します。また、「自立しない子供になる」という非難をよそに、アタッチメント育児をされた子供は「信頼」にもとづき自立された子供になると主張しています。
抱っこ、添い寝、母乳をあげることを基本とし、赤ちゃんとより絆を結ぶために7つのベビー“B ”(7つの項目は英語でBの単語から始まっています)を新しい育児スタイルとしてアメリカで提案します。
1.出産直後より赤ちゃんと密着して絆を結ぶ:病室を別にしてしまわず、出産後より赤ちゃんを抱き母乳をあげることなどを勧めています
2.母乳育児:母乳は赤ちゃんが欲しいときにあげます。粉ミルクと違い赤ちゃんのサインを読みとり、あげることが必要になります。これがコミュニケーションの始まりになります
3.抱っこ、ベビーウェアリング(赤ちゃんを着ること、ベビースリング):赤ちゃんを密着させて育てることにより、感受性豊かな赤ちゃんを育てます
4.添い寝:赤ちゃんが安心して眠ることができます
5.信頼:赤ちゃんが泣いていることに応えます
6.赤ちゃんの専門家に要注意:教育者、医者、保育士などさまざまな専門家たちが、アタッチメント育児とは反対のことを言うかもしれませんが、あなたの赤ちゃんの専門家はあなただということです。(例:抱っこは甘やかす、など)
7.バランス:アタッチメント育児は一見赤ちゃん中心なようですが、実際にはハッピーママであることが赤ちゃんをハッピーにするといっています。赤ちゃんの欲求に応えようとがんじがらめになるのではなく、上手にバランスをとって育児をすることが大切だということです
アタッチメント育児の重要なことは、これらをすべて行う必要はないということです。 赤ちゃんが一人一人違うように家族によって臨機応変に行うことで、新しいライフスタイルがよりハッピーなものになるよう21世紀の育児スタイルとして定着するとよいと思います。
詳しくは、シアーズ博士のベビーブック、マタニティブック、チャイルドブックなどをご参考ください。
ライター:ミカ カーン






















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