なぜ、ベビースリング?
ベビースリングが日本に上陸したのは15年ほど前のことですが、当初は赤ちゃんを親に縛り付けている、抱き癖が付くなどの批判がありました。
2000年に『シアーズ博士夫妻のベビーブック』が翻訳されると、抱っこが見直され、自然な抱っこのできるベビースリングが注目されるようになりました。
赤ちゃんは抱っこされるのが大好き!胸に優しく抱かれていると、匂いや心音、体温や愛情を感じて安心します。
ベビースリングを使用している親も、赤ちゃんの様子がよくわかり、赤ちゃんの温かみや重みを肌で感じて、両方がリラックスして接していくことが出来ます。
赤ちゃんと一緒にいることによって、親は赤ちゃんの出す『合図』に気づくことができ、その欲求にすばやく対応してあげることができるので、赤ちゃんも無駄に泣いて知らせる必要がありません。無駄に泣くことが減るので、親も赤ちゃんと楽しく過ごすことが出来ます。
装着も調整もシンプルですので、ママだけでなく、パパやおじいちゃん、おばあちゃんでも簡単に使用でき、快適に過ごすことが出来ます。ですから、ママだけでなく一緒に暮らしていないおじいちゃん、おばあちゃんだって絆を深めていくことができます。
ベビースリングは赤ちゃんにとって、ママの子宮にいるような状態なので、赤ちゃんは安心していることが出来ます。落ち着いて自分の周囲を観察し、積極的に参加していきます。
しかも、抱っこする親と近い高さの視点で社会参加を始めるのです。こればベビーカーなどでは望めないメリットです。
無駄に泣き喚いてストレスを抱え、エネルギーを使っていると、長期的には脳の発達にも悪い影響があると言われています。抱かれている赤ちゃんは無駄に泣くことがありません。
抱っこする親のそばで、息遣いや心臓の鼓動、体の動きに密着することで、赤ちゃんの神経は良い刺激を受けます。身体バランスをとるのに絶好の準備運動となります。
ベビースリングは大好きなママの腕に一番近い形で赤ちゃんを自然に包み込みます。ベビースリングに入った赤ちゃんの背中が丸くなっていることに驚く方もいるでよう。
赤ちゃんは子宮の中で丸くなって成長し、出生の後、時間をかけてS字状に脊椎が湾曲していきます。ベビースリングは赤ちゃんの身体の発育に沿った抱っこが可能なのです。
日本でも数年前に『赤ちゃんの背中が丸くなっていると酸素飽和度が低下する場合がある』という大々的なキャンペーンが行われましたが、日本の小児科学会でもそのような報告はありません。
むしろ『赤ちゃんは丸くなっているのが自然である』というのが一般的な見解です。
また、ベビースリングは、ある調査結果にスリングで育てられた未熟児の赤ちゃんが早く体重が増加し、より健康に育つという報告があるほど、心身ともによい結果を与えてくれます。
ベビースリングに赤ちゃんを入れて抱っこすると手ぶらで歩き回ることが出来ます。かさばるベビーカーやクーファンを持ち歩く必要がありません。
使用しない時にはコンパクトにたたむことが出来ますし、そのまま身に着けていても邪魔にはなりません。人の多い集団検診の際や、公共交通機関を使用した外出なども快適に過ごすことが出来ます。
ベビースリングは飛行機や電車、バスなどで旅行する際にも優れています。ゆれや振動などの不快な状態から赤ちゃんを守ります。
夏は暑いのでは?と思われる方も多いことでしょう。想像以上に赤ちゃんはスリングの中で姿勢を変えることが出来ますし、素材も綿100%なら風通しも良いです。どうしても暑いときには赤ちゃんと抱っこしている人の間にタオルなどを挟むとかなり軽減されます。
新生児から3歳くらいまで使うことが出来、汚れたら簡単に洗うことが出来ます。抱っこ紐として使うばかりでなくおむつ交換マット、ひざ掛けや食事の際にベビーチェアからの落下を防ぐベルトの代わりにもなります。
最近、見直されてきている母乳育児に関しても、ベビースリングなら赤ちゃんを包んだまま授乳することが可能です。外出先で授乳室を探す必要がありません。
ベビースリングは背中全体で赤ちゃんの体重を支える構造になっています。重くてずっと抱いてられないということもなく、外出するのが楽しくなるでしょう。
ライター:佐藤 原子






















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